この記事で分かること
- 直接のSkills配布と隣接サービスを区別できる
- ランキング・評価・無料表示の意味を読み分けられる
- 自分の用途に必要な比較軸を選べる
調査の範囲と、比較のルール
対象は、日本語圏・中国語圏・国際利用を想定したSkills配布サービス、公式配布元、隣接するAIアプリやMCPの基盤です。地域名は利用対象や公開言語の整理であり、すべての運営企業の登記所在地を検証したものではありません。完全網羅、市場規模調査、人気順位ではありません。
公式サイト、公式ドキュメント、公式リポジトリ、汎用市場の当該出品ページを確認しました。アカウント作成、購入、インストール、個別Skillの実行検証はしていません。未確認の費用は無料と推定せず、確認できなかったと記載します。
探索・配布を中心にしたSkillsサービス
| サービス | 確認した役割 | 料金・判断上の注意 |
|---|---|---|
| skills.sh | 複数エージェント向けの探索とCLI配布 | CLIはオープンソース。インストール指標は売上や成果を表さない |
| ClawHub | OpenClawのSkills・プラグインレジストリ | 版と変更履歴を管理。料金は今回未確認 |
| SkillsMP | 分類や検索から元のSkillソースへ進むディレクトリ | 検索・閲覧とAPIの無料提供を明記。APIには上限あり |
| Tencent SkillHub | 中国語圏向けの配布・共有と企業向け管理 | 一般料金は未確認。評価・検査は運営の説明として扱う |
| AgentSkills.tokyo | 日本語のSkills・プロンプト・設定ファイル共有 | 無料ダウンロードと月額メンバーシップを区別 |
| Tessl Registry | Skillsやプラグインの管理・評価 | 評価結果の表示あり。料金は今回未確認 |
| Smithery | MCP接続に加えてSkillsを探索できる複合サービス | Skills一覧を確認。料金は今回未確認 |
探索先を選ぶなら、まず対応する配布形式と、元ソースまで辿れるかを見ます。skills.shの順位はインストール計測に基づくもので、継続利用や業務成果の順位とは区別します。評価スコアやスキャン結果がある場合も、どの条件で何を測った数字かを確認してください。
日本語の説明や評価機能は、すでに複数のサービスで提供されています。「日本語だから唯一」「安全性を確認する市場は他にない」といった言い方は、この調査からは支持できません。
根拠:skills.sh — Documentation / OpenClaw — ClawHub / SkillsMP — Pricing / Tencent SkillHub — Official README / AgentSkills.tokyo — Membership / Tessl — Registry / Smithery — Skills
公式リポジトリは、形式と実例を学ぶ場所にもなる
| 対象 | 見方 |
|---|---|
| Anthropic Skills | 参考実装と例を確認できる。ライセンスは一律ではなく、各Skillを確認 |
| OpenAI Skills / Plugins | 旧openai/skillsはdeprecatedを明記し、現在の例としてopenai/pluginsを案内 |
公式の例は形式を理解するうえで役立ちますが、そのまま自分の業務で使えるかは別に試します。説明用の実装、依存ツール、利用許諾の範囲を確認してから導入しましょう。
特にOpenAIの旧Skillsリポジトリには古い導入説明も残っています。冒頭の移行案内を優先し、現行のプラグイン案内と利用中のクライアントの説明を併せて読む必要があります。
根拠:Anthropic — Skills repository / OpenAI — Deprecated Skills repository / OpenAI — Plugins repository
有料販売の例は、取引の状態まで分けて読む
| 対象 | 確認できたこと | 残る確認 |
|---|---|---|
| skill.broker | SKILL.mdの売買とクレジット価格を掲げる | Waitlist / Early Access表示。実決済や販売実績は未確認 |
| BOOTHの当該出品例 | Skills制作ガイドとMarkdownサンプルをZIPで販売 | 汎用市場上の一商品。購入物の動作や販売数は未確認 |
価格が表示されていることと、決済から受け取りまで確認できたことは違います。また、BOOTHの一商品を見つけたことだけで、BOOTH全体をSkills専用市場とは呼べません。
販売物には、実行するSkillそのものだけでなく、ガイド、テンプレート、素材が含まれる場合があります。何を受け取るのかを確認し、「導入すると完成物が出る」と期待してよい商品かを見分けましょう。
MCP・AIアプリ基盤は、配布物の単位が異なる
| 対象 | 主な配布・構築対象 | 比較時の注意 |
|---|---|---|
| Dify Marketplace | Difyのプラグインやテンプレート | MarketplaceとDify Cloud、モデル・APIの費用を分ける |
| Coze Studio | エージェント、アプリ、ワークフローの構築基盤 | 公開版のライセンスとモデル・第三者サービス費用は別 |
| 公式MCP Registry | MCPサーバーのメタデータ | サーバーコードの配布そのものではない。利用料金は各提供者による |
これらが劣っているという意味ではありません。目的が「Dify内でアプリを構築する」なら、Difyの拡張を探す方が合っています。CodexでローカルSkillを使いたい場合は、そのまま導入できる形式か、変換や別の実行環境が必要かを確認します。
Cozeについて今回確認したのはCoze Studioです。ブランド全体の機能を調べ尽くしたわけではなく、「CozeにはSkillsがない」といった広い否定はしていません。
根拠:Dify — Marketplace / Coze — Studio repository / MCP — About the Registry
比較表を、自分の仕事の判断に使う
- 無料の手順を探す:ディレクトリから元ソースへ進み、入力例・依存関係・ライセンスを読む。
- 形式を学ぶ:公式仕様と現行の公式リポジトリを参照し、小さなSkillを試す。
- 導入の負担を減らす:説明、サンプル、必要環境、失敗時の支援まで含めて商品を比べる。
- チームで使う:配布と版管理だけでなく、権限、評価条件、運用担当も確認する。
SkillDockが検証したい価値は、具体的な仕事の入力から完成物までを説明し、必要環境と費用を購入前に判断しやすくすることです。これは競合に存在しない機能の断定ではなく、読者に提供したい価値の仮説です。
同じ目的を満たす候補を2〜3件に絞ったら、掲載数や星の数ではなく、同じ匿名サンプルと合格条件で比較します。価格、入力準備、手直し、支援の必要性まで見れば、自分の仕事に合う選択へ近づけます。
参照した一次情報
確認日 2026-09-12。仕様・料金・提供状況はリンク先の最新情報もご確認ください。
- skills.sh — Documentation 探索・配布とランキング集計の意味
- OpenClaw — ClawHub Skills・プラグインの公開レジストリ
- SkillsMP — Pricing WebとAPIの無料提供・上限
- Tencent SkillHub — Official README 中国語圏向け配布・企業管理・評価の説明
- AgentSkills.tokyo — Membership 日本語共有、無料配布とメンバーシップ
- Tessl — Registry Skills管理と評価表示
- Smithery — Skills MCPに加えSkills一覧を提供
- Anthropic — Skills repository 公式参考実装とライセンスの違い
- OpenAI — Deprecated Skills repository 旧リポジトリの移行案内
- OpenAI — Plugins repository 現在のSkill・プラグインの例
- skill.broker — Marketplace 有料表示とEarly Access段階
- BOOTH — Skills制作ガイドの出品例 汎用販売市場上の一商品。出品者説明
- Dify — Marketplace Dify向け拡張・テンプレート
- Coze — Studio repository 構築基盤、公開ライセンスと第三者サービス
- MCP — About the Registry サーバーメタデータの登録と安全性の境界